リザルトカレンダー:3月

3月の経過
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渋谷
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映画『ガメラ3』・初日舞台挨拶映画『ガメラ3』
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映画『ガメラ3』『GAMERA1999』
8 9 10
映画『ガメラ3』
11 12
TRONSHOW’99TEPS’99電脳文化祭
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14
映画『ガメラ3』散歩
15 16 17 18
トークライブ「ゴジラは甦るべきか!? 復活の是非」
19 20
卒業祝賀パーティー
21
東急ハンズ町田店ガメラ3 インストアイベント映画『ガメラ3』
22 23 24
勉強会のようなもの
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ワイルドブルーヨコハマ
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曳舟川親水公園葛飾区郷土と天文の博物館
27
『20世紀ノスタルジア』ブックオフ町田中央通り店
28りりかるたいむ浅草寺、上野公園 29
Eちゃんの荷造りの手伝い
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サンシャイン国際水族館サンシャイン60展望台MXテレビショールームアムラックス東京
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3月の感想

3月5日(金)
渋谷
 あんまり好きな街じゃなかったけど、なくなってしまうとなるとちょっとは寂しいもので、最後の賑わいを見に行ってみたら、晩の7時過ぎにはもう百人ほど並んでいました。始発で出るつもりだったけど予定変更。これから行ってきます。
3月6日(土)
『ガメラ3』・初日舞台挨拶(渋東シネタワー1、7:40〜)
 というわけで、徹夜組でした。午前2時に開場して着席(座れるのはいいけど、外に出られない)。なんか、待ってる人のうちでいちばん熱心なのは、アイドル・マニアだかカメラ小僧だか、そういう人たちだった。それ以外も全体にヤな人(ダメ系オタク)が多かった気がしたけど、しょうがないか。ただ、前田愛賛江「まえまえ倶楽部有志」提供の花がロビーにあって、こういうのはいいなと思った。
『ガメラ3』(渋東シネタワー2、10:40〜)
 満員には遠かった。こんなもんなのかなあ。
 いや、実は初回見たとき、よく分りませんでした。頭がボケてたのを措くとしても、情報量が異常に多いような気がする。2回目でだいたい分った気がするけど……えー、「衝撃的な映画」を前にして、言葉を失っています(もともとないという説も有力)。面白いんだけど、人に要点を説明できない(何見ても同じ状態のような気もする)。
 追記(5/31):初日初回前に千人以上来ちゃったので、急遽もう一館開けて舞台挨拶もやったんだそうです。だからこれは映画館としては3回目の上映ということになります。)
3月7日(日)
『ガメラ3』ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘6番シアター、14:30〜)
 満員。半分ぐらいは子ども。やっとまともに見られた気がする。面白かった。実をいうと1は支持するけど偏愛の対象じゃなかった。2は好きだけど満足じゃなかった。3は、お客として、楽に見ていいんだなと思った。筋や映像のいいところや悪いところのいちいちを指摘してどうこうする気はとりあえずなくて、このように完成した画期的な映画を見られることそのものが幸せ。興行的にどうなるかはわからないけど、映画史にはもう名前を刻んじゃったと思うな。いま流行るともっといいけど。
3月10日(水)
『ガメラ3』(渋東シネタワー3、18:45〜)
 2割かな。映画館入る前、席に座ったとき、これからガメラ3見るんだなあと思って顔が自然とにやけてきて、自分でびっくりした。何だこの映画は。見たあとはやっぱりニッコリ。残る余韻がすばらしい。ところでいま渋谷ではガメラのテーマパークをやっている。特に映画冒頭の戦闘・破壊シーンの舞台がかなりリアルに再現されていて、感心した。京都のガメラ展も見たいなあ。
3月12日(金)
TRONSHOW’99(青山・TEPIA)
 けっこうよかった。数年前、東京デザインセンターでやってた“TRON小”の時期に比べるとずっといい。TRONプロジェクト15周年の回顧展、という部分にはあんまり興味がなかったんだけど、今までのBTRON試作機やなんかの写真を集大成した『TRON DESIGN』(パーソナルメディア)は速攻購入。予定外の出費、と思っていたら、やたらとハイテンションな謎の著者に『WindowsユーザーのためのB−right/V入門』(カットシステム)を買わされる。うー、3B(仮称)が出るまで導入しないつもりなんだけどなあ。
 FTRONブースは人が絶えなかった(ようだ)。たしかに、展示物の容積が大きかっただけでなく、見ててもいちばん面白かったかもしれない。
TEPS’99(青山・TEPIA)
 TRONイネーブルウェアシンポジウム、今年はデビットカードの話。いま使われている山手線の新型券売機に、当初想定されていたGUIパネル(視覚障碍の人にはバリアとなる)だけでなく物理スイッチのテンキーがついたのも実はこのシンポジウムに毎回出てるような人々の尽力によるものだったりするのだが、デビットカードは、さらに買い物全般の利便性にかかわる重要な変革である。誰でも利用できる本人確認の方法を確立しなければならない。電話型と計算機型(電卓型)のテンキーの話、フィードバックの方法などの解決すべき課題や、、実施側の企業には検討段階での利用者からのフィードバックこそが重要だといった現実的な対応策などがわかりやすく示されていた。詳細は次号のTRONWAREに載るかな。
電脳文化祭(本郷・鳳明館森川別館)
 TRONファンの自主イベント。今回はトロンショウ併設ということで宴会のみ。TRONファンの蔵元の提供になる幻の名酒“杉勇(すぎいさみ)”をありがたくいいだく。やっぱりうまい。明け方まで飲みながら話した。
3月14日(日)
『ガメラ3』(渋東シネタワー1、13:55〜)
 6割。子ども多数。すぐ前の席には偶然知合い(リチャード・王、通称課長)が座っていた。
 やー、面白かった。初日の舞台挨拶で樋口監督が「上映の都合で最後の1ロールが抜けてましたが、二度三度と見ていただければ見られるかもしれません」とか言ってたけど、この続きはどうでもいいな。それより全然別な映画が見たい。Dは『ザ・ワールド・イズ・マイン』の映画化を主張していたが。何がいいかなあ。『五分後の世界』希望。
 追記(5/31):5月28日の朝日新聞夕刊で樋口真嗣が『ザ・ワールド・イズ・マイン』をほめていた。“報道を通じて「嘘っぽい現実」があふれかえっている今、「ホントっぽい嘘」を見せてくれる唯一の作品”、「改めて漫画という表現方法に羨望を抱くほどだ」云々。
 今回ようやくパンフレットを購入。1500円のほう。HMVで主題歌シングル購入。イベント抽選券引換券とトレーディングカード(前売券のおまけの九種類を補完する十枚目のカード)とユリアーナ・シャノーのピンバッヂが入っていた。
散歩(渋谷〜下北沢)
 井の頭線が走ってなければまず歩く気なんか起きないルート。予想通り駒場が難所だったけど、駒場野公園はなかなかよい場所だった。エアー・ソフト・ガンを撃ちまくってる親子連れの存在を除いては。公共の場所で長ものを振り回すな。ここは東京教育大農学部(そんなものがあったのか)の跡地だそうで、記念の水田が残っている。
 池ノ上から下北沢への進入路は、知ってる道なのに、とても新鮮な感じがした。
3月18日(木)
トークライブ「ゴジラは甦るべきか!? 復活の是非」―新作『ゴジラミレニアム』和談―ロフトプラスワン
 ライターのヤマダ・マサミ、切通理作、東宝の富山省吾プロデューサーの三氏。話題は多くて、面白い話も多かった。新ゴジラのデザイン画もチラッと披露されたりした。しかしそもそものところ、復活の是非を問わずとも東宝としてはもう製作を決めており、その決定に従って、いかなるものであれ新ゴジラは作られてしまうのであった(四月には劇場に第一弾のポスターが出るという)。
 話を聞いて、“毎年作っている”ことそのものに問題があるんではないかという思いを強くした。富山氏の話では、一年十二ヶ月のうち、前作を公開して観客の意見を取り入れるのに一ヶ月。フィルムは公開の一ト月前には完成してないといけなくて、ポストプロダクションには三ヶ月かかる。そうやって逆算された製作期間の中で可能な限りのことをやる、というのが基本スタンスなんだそうだ。うーん。
 質問コーナーで特にあれれと思ったのは、従来の技法だけでなくもっとデジタルを導入してはどうか、という意見に対する富山氏の回答。モスラでのデジタル処理のカット数は既にかなり多くなっている、ガメラは一点集中で使ってるから目立つのであって云々、という話だったのだが、東宝のデジタルの使い方はコストパフォーマンスが悪いのだという話にしか聞こえなかった。
 同行のDはちょっときつめの意見を言った。僕は要望をひとつと、『大怪獣東京に現る』の感想を聞いたら、富山氏は「見逃しました。前半は面白かったと聞いています」とのこと。拍子抜けした。質問者にはプレゼントがあって、Dはメカゴジラのソフトビニール人形(全高17cm)、僕はツクダホビーの巨大なラドンの組立キットを貰った。
 終了後、切通氏にご挨拶(実は僕は××で××してたりなんかしたので)。
3月20日(土)
卒業祝賀パーティー(和光大学)
 和光には卒業式というのがない。証書は所属ごとにいくつかの教室で受け取ることになる。その後体育館で立食パーティーと称するものがあって、生ビールと、豪華とは言えない食べものが出るのだが、ここへ来ると、ふだん会わない知り合いと話せる可能性が高く、いろんな人の消息がわかったりするのである。
 さすがにだんだん知り合いも減るなあと思ったけど、それなりの収穫があった。その後延々(“まったりと”)話したり飲んだり食べたりしつつ、U研究室、モス、大将、カラオケ、T宅と移動。長い一日だった。
3月21日(日)
東急ハンズ町田店
 壊滅中って感じ。しばらく前に地下はTSUTAYA、1階は成城石井になっていたのだが、今回3階が運動用具店、4階がカジュアル衣料品店、8階が楽器屋になってしまった。ハンズとして残ってるのは2階と5・6・7階、屋上のみ。そんなに儲かんないんだろうか。それぞれの店は店でいいんだけど、このままテナント化が進行したらそのうち町田の西友と変らなくなりそう。
ガメラ3 インストアイベント(HMV渋谷)
 ユリアーナ・シャノーは当然の如く可愛かった。主題歌とデビュー曲を歌って、ちょっとトーク。なぜか大谷幸氏の出演がなかったので聞くと、車が渋滞にはまって間に合わなかったんだそうだ。ダッセー。ていうかすごく残念。抽選会、シングル購入者へのプレゼントは『もういちど教えてほしい』のプロモーション・ビデオ(G3の映像満載)だったのだが、外れた。銀色のUFO風船をもらった。
『ガメラ3』(渋東シネタワー3、18:45〜)
 6割。エンディング中に席を立つ人が異常に少ないのは相変わらず。入るとき「お預かりいたします」と言われたのでイベントでもらった風船を預けたのだが、帰りに受け取るのを忘れてしまった。
 追記:翌日電話したら「申し訳ありませんがこちらで処分させていただきました」だと。
3月24日(水)
勉強会のようなもの(飯田橋・東京ボランティア・市民活動センター
 お題は「日本社会にとっての『在日外国人参政権』」。12人。相変わらず面白かった。詳細は近日中にまとめるつもり。まだ前回のもやってませんが。
3月25日(木)
ワイルドブルーヨコハマ
 川崎と横浜の境界に建つ屋内リゾート施設。ダラダラ過ごせる気楽な人工空間で、とても楽しかった。目玉の造波プールは30分毎に人が泳ぐ時間とボディボードの時間に区切られてる(波の大きさが全然違う)けど、ボディボードのときも波打ち際で過ごすことはできる。寄せては返す、本当によくできた波がとっても心地よい。柱のない巨大空間は暑からず寒からず空調されていて、地面がほんのり暖かい。ゴロンと寝てると気持ちいい。水に浸って体が冷えたら、隅っこにある小さな温水プール(=風呂)でひと休み。好みならサウナもある。今回はやらなかったけど、平日は板のレンタル代(1500円)だけで参加できるボディボード講座も実施中(今月で終るけど)。
 アトラクションに飽きた瞬間に居場所のなくなるような遊園地とは違い、自由に過ごせる空間でした。正規の料金(2900円)払うとなると考えちゃうけど、よい施設だと思います。
3月26日(金)
曳舟川親水公園(亀有〜お花茶屋)
 むかし舟運に使っていた水路が暗渠になったその上を、ビオトープであり、夏には水遊びもできて、地域の歴史のわかる公園にしたもの。最近整備が完了したばかり。近所に住んでたら通っちゃうな。
 ところで相模原には、もと桑畑の灌漑水路の暗渠の上に整備中の「相模なかよし小道」とかいう遊歩道があるけど、これは工業製品や建設残土の山に囲まれた産業廃棄物集積地帯を歩かされて、しかも舗装道路まで出るのが一苦労というとんでもない場所で途切れている。二度と行きたくない。
 追記(4/17):この遊歩道の正しい名称は「さがみの仲よし小道」でした。相変わらず電子基板を焼いたような臭いが一帯に漂う。
葛飾区郷土と天文の博物館
 天文館と郷土資料館を兼ねた、とても立派な施設。入館料100円。大きなプラネタリウム(300円)では全天周映画もやる。天文関係は展示だけでなく、研究活動も常時行っている。郷土資料館部分は葛飾の歴史と風俗について充実した展示があって、徹底的に再現された昭和三十年代の家庭と町工場なんか、異常に細かいところまで作り込まれていて呆れる。映像展示もあって、ボタンを押すといきなり宇宙誕生から現在までの葛飾の歴史をたどるマルチメディアシアター(寺田農のナレーション)とか、キャサリン台風の被害、衰退してるけどまだ残ってる伝統産業の様子とか。企画展は「小合溜井(こあいためい) 水元公園の自然と文化」で、これもけっこう力が入っている。全体に表示の文字が見づらかったり、説明の足りないところが多いのが気になるといえばなるけど、博物館としては上等な部類に入ると思う。
 だかしかし、とにかく人が来ていない。本当にいない。同行人によると「いつ来てもいない」らしい。人のいない公共施設もいろいろ見たけど、ここまで立派で、ここまで客のいないところも珍しい。もったいないなあ。
3月27日(土)
ブックオフ町田中央通り店
 ブックオフ最大の店舗。町田駅に出してる広告では「スーパーブックオフ」を謳っている。
 最近は町田へ出たらとりあえずリブロで新刊チェック、古本はとりあえず高原って感じだけど、今後はとりあえずブックオフってのも入るな。巡回ルート考えなきゃ。
3月28日(日)
りりかるたいむ
 コスプレありの制服系同人誌即売会。実は僕はコミケとか一度も行ったことがなかったんだけど、これに出店したTに荷物運びを手伝ってくれと言われたので何も考えずに連いていった。イベントは150ブースの規模で、盛況だった。お昼からはDとIくんとHちゃんも来て、結局ダラダラと終了まで滞在。
 その場では言えなかったことも含めて、いろいろ疑問に思った。ふしぎなものを見た気分。
3月30日(火)
サンシャイン国際水族館
 ドラマのない水族館だなあ。誰かにガイドしてもらわないと楽しめない感じだった。
 今月の『コミックビーム』の「おさんぽ大王」で須藤真澄がクリオネのショッキングな捕食形態を描いてるけど、あれは確かにショックかもしれない。寄生獣か物体Xか。でも模型だけ。ビデオか写真で展示してほしかった。
MXテレビショールーム(サンシャイン60・4F)
 誰も来ないし、来たとしてもすぐ帰っちゃう、すごいショールーム。一体何なのかほとんどよく分らない。ディレクTVの大々的な宣伝が共存してる理由も分らないし、いちばん充実しているのは競馬(TCK)の自宅投票システムの展示だ。もっと分らないのは、コンパニオンのおねーちゃんが二人もいることだ。日がな一日、何をしているのか。
 ところでここにはコンピュータが2台置いてあって、「MXテレビホームページ」と「東京都ホームページ」の宣伝をしている。これは基本的にはオフラインであって、情報は先週のものだ。しかしリンクを辿ろうとするとちゃんとダイヤルアップ接続のパネルが出て、パスワードも保存されていたのでそのままアクセス。Dと二人で延々、たぶん目的外の使用を楽しむ。迷惑かなとも思ったけど、ほかに誰も来ないので問題ないことにした。
アムラックス東京
 トヨタの巨大ショールーム。お金あるんだなあ、としみじみ思ってしまう。
 特に面白かったのは危険体感システム「SAFETY FEELING ZONE」。150型の立体ハイビジョン映像と油圧姿勢制御の実車モデルで危険な運転状況を演出、トヨタの車に装備されている安全機構がいかに効果的かを訴える。自分で操作するタイプのシミュレーターじゃないんだけど、かなり運転してる気分で、すごく危険な感じだった。一度に二人しか体験できないので、平日でないと乗れなかったかも。一方、「アムラックスシアター」でやってた香りの出る映画『FIRST FINISH』は相当つまらなくて、20分しかないのに寝てしまった。
 インターネットコーナーは、MXテレビよりはずいぶん賢い作り。ブックマークの中身はトヨタ関連と国内外の自動車メーカーのサイトで、よく整理されている。プログラムをいじったのか、ブラウザのメニューバーには「ブックマーク」しか表示されていない。さらにマウスの右ボタンが物理的に取り除かれているので、よけいな操作は一切できないようになっている。……はずなのだが、アドレスの右のネットスケープのマークを押すと、ネットスケープ社のサイトにつながってしまった。日本のネットスケープに移動して、あとは勝手なところを見て楽しんだ。たぶん目的外使用で、迷惑かなとも思ったけど、並んでる人もいないので問題ないことにした。
松永洋介 ysk@ceres.dti.ne.jp