リザルトカレンダー:2月

2月の経過
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共生する/進化するロボット展、ルーベンスとバロック絵画の巨匠たち展、『REVIVAL OF EVANGELION』
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『お天気お姉さん』『お天気お姉さんR』
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映画『ヴァンパイア 最後の聖戦』
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『パリ、18区、夜。』
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朝礼拝’98年下半期ピンク映画傑作選 PART2キディランド
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勉強会のようなもの
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末広亭
21
「前田日明引退試合」、『ミミック』
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ラストショー亀有名画座
28
ユーリ・ノルシュテイン アンコール祭ラストショー亀有名画座
 

2月の感想

2月6日(土)
共生する/進化するロボット展ICC
 金返せ。ところで会場に入るときバーコード入りの切符をいちいち受付の姉ちゃんに手渡して「ピッ」とかやってもらわないといけないのだが、なぜもう片方の手にカウンターを持ってそっちもカチカチやっているのか? 謎だ。欲求が不満だったのでさくらやホビー館でP2のプラモデルを買った。
2月7日(日)
『お天気お姉さん』『お天気お姉さんR』(WOWOW)
 よかった。笑った。ところで一作目の脚本を切通理作氏が受けたけど結果的に降りたという話を本人が書いたったのをどっかで読んだ気がするのだが、どこで読んだか忘れてしまった(監督の制作日誌を読むと、事実としては合ってるんだけど)。劇中山岸の働いていた向ヶ丘遊園のドムドムバーガーは今はウェンディーズになっている。『R』にはへらちょんぺが出てて「タオルであそぼ♪」を披露したりもしていた。
2月14日(日)
朝礼拝(飯田橋・日本基督教団富士見町教会)
 警察病院の隣にある立派な教会、一階はさくら銀行。礼拝って、いやホントに当たり前だけど、めちゃくちゃ宗教っぽくて、極度に磨き上げられた信仰システムが機能してて、圧倒された。祈ったり歌ったりを繰り返すうちに心臓がドキドキして頭痛がしてくる(困った奴だ)。以前四ッ谷のイグナチオ教会(改築前)のクリスマス・キャンドルに行ったけど、ここまで宗教じゃなかったと思う。今回の感想は何だか自分にとって重要な示唆があるような気がするので、今度は別な教会に行ってみよう。賛美歌の本に「不快語の言い換えについて」というお知らせがはさまってて興味深かった。
’98年下半期ピンク映画傑作選 PART2亀有名画座
 『痴漢エロ恥帯―電車・便所・公園―』『あぶない情事・獣のしたたり』『女子プロ志願 乳固め卍くずし』の三本立て。(ふだん見てない人間としては、このどうしようもないタイトルもピンク映画に客の来ない一因ではとも思う。)後の二本はなかなか面白かったけど、最初のはとても変だった。何が変といって、三話オムニバスなんだけど、特に最初の話に出てくる家具調度が異常に古いのだ。どう見ても二十年前には絶滅したと思われるインテリアが新婚家庭を占拠していた。あんなものを去年どうやって撮ったんだろう? ところでこの映画館に来たのは初めて。スクリーンの大きさに驚く。金子修介特集を見逃したのを今さら悔やむ。最終上映は来たいな。館内は物理的にとても寒かった。足元が冷えて冷えてしょうがない。ロビーにミニコミがたくさんある中から、『こちら葛飾区有銀座奥名画座』という冊子(亀有名画座公式パンフレット)を購入。200円。
キディランド
 ここんとこスモール・ソルジャーズの人形(チップ・ハザードかアーチャーのトーキング・タイプ)が欲しくてあちこちのおもちゃ屋を回ってたんだけど、なかなか見つからない。それもそのはず、キディランドの店員さんの話では、アメリカでの製造は続いてるものの、スモール・ソルジャーズ関連商品の流通元であるハズブロー・ジャパン(バットマンやスター・ウォーズもやってる)が、暮れあたりから業務を停止してしまい、入荷がないとのこと(いま店頭にある分は「かき集めてきた」らしい)。それで今後は、エピソード1関連の新商品についてはトミーが引き継ぐ(らしい)けど、あとは見通しが立たないそうな。なんということだ。
2月19日(金)
勉強会のようなもの
 お題は 「外国人登録法『改正』案の問題点と基本的課題及び私たちの構想」。えらい面白かった。詳細は近日中にまとめます。だんだん遠日になりつつある。
2月20日(土)
末広亭 二月中席 夜の部
 一階席はほぼ満席だった。誰が何の話をやったかというのはメモ取りながら見てたわけじゃないので再現不能(うちの兄のサイトみたいにはなかなかいかない)。こんどは土曜の晩の「深夜寄席」に来ようということになる。
2月27日(土)
ラストショー亀有名画座(土曜日)
 夜の部の7本を見た。『マル秘女郎責め地獄』『アブノーマル 陰虐』『ときめきの午後』『若奥様のナマ下着』『牝臭 とろける花芯』『変態家族 兄貴の嫁さん』『ラストキャバレー』。映画館は満員で、ほとんどの作品に舞台挨拶が付き、売店では出演者やスタッフの人たちが持ち込んだ食べ物飲み物ビデオミニコミを並べ、休憩時間にはコーヒーやパンを売り歩く。それはもう、まるで映画館へ映画を見に来たような体験だった。
 『ラストキャバレー』は、駅前の再開発で立ち退くことになった老舗キャバレーの最後の二週間の物語。終わることを全員が承知したお祭り。(短絡的連想なら『ビューティフル・ドリーマー』の裏返し。)ロマンポルノ終焉の隠喩だったのが、このシチュエーションでかかると、なんともいえないものになった。
2月28日(日)
ユーリ・ノルシュテイン アンコール祭ラピュタ阿佐谷
 オールナイト明けにノルシュテインは厳しいかなと思ったけど、初めてスクリーンで見る『話の話』は寝るどころじゃなく食い入るように見てしまった。客席は満員。お昼は「山猫軒」。
ラストショー亀有名画座(日曜日)
 最後の2本を見た。『変態テレフォンONANIE』『恋人たちは濡れた』。
 もう最初っからそういうセレクションなんだろうけど、『変態テレフォンONANIE』は機密資料を持ち出して追われる自衛隊員とその妻と、自作の8mmを上映して回っている思い込みの激しい青年の話。エンディングで自動的に涙が出てしまった。『恋人たちは濡れた』はピンク映画館でフィルム運びなんかしている放浪青年の話。こっちはセリフ回しがいちいちものすごくて、ちゃんと見られなかった。
 昨日よりも多くの客。取材のカメラとかも多かったな。全部が終ったあと、多くの人が、立ち去りがたい様子で映画館の前に屯していた。
松永洋介 ysk@ceres.dti.ne.jp