2017年8月31日〜9月5日、写真展「産業遺産写真展とそれぞれの遺産展」が開催されます。神戸・元町のこうべまちづくり会館B1F。9時半〜18時(初日13時から。最終日17時まで)。奈良少年刑務所を宝に思う会は、旧奈良監獄/奈良少年刑務所の現役時代の写真パネルを20点展示します。
- 『ニッポンの産業遺産』前畑洋平・温子(NPO法人J-heritage)…我が国の近代化・経済成長を今に伝える産業遺産。遺産特有の景観は過去への旅に誘ってくれる。展示では全国30箇所の産業遺産を紹介している。写真を通じて先人からのバトンを受け取ってもらう機会が作れれば嬉しい。
- 『昭和モダン建築遺産』北夙川不可止&黒沢永紀…東京と京阪神に現存する、狂騒の20年代を今に伝える珠玉の近代建築遺産。文化コラムニスト、北夙川不可止の文章と、軍艦島伝道師、黒沢永紀の写真によるフォトブック『東西名品昭和モダン建築案内』(洋泉社)より抜粋。
- 『現役時代の奈良少年刑務所(旧奈良監獄)』奈良少年刑務所を宝に思う会&ならまち通信社(撮影:上條道夫)…今年、建物が国の重要文化財に指定され、刑務所としては廃止された奈良少年刑務所。今後は行刑史料館として再出発、ホテルも併設される予定です。2010年に撮影した、現役時代の美しい姿です。
- 『交通遺跡』なな爺(特殊同人 電幻開発)…産業が生まれ人々が住むと交通が発生するように、産業が消え人々が離れるとそこには交通の跡が遺される。鉄道こそが交通だった時代、鉱山や林業が盛んだった時代、交通網の整備が過剰になった時代、時代の変化は遺跡となって埋もれている。
- 『街に隠れた団地の美』けんちん&たまぞう(団地愛好家集団『チーム4.5畳』)…大量生産された画一的なハコと思われがちな『団地』。しかし、実は設計者の創意工夫や試行錯誤の賜物なのです。その住環境の素晴らしさと美しさを写真を通してお伝えできればと展示に参加させていただきました。