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平城宮跡〈埋立て&舗装工事〉問題で、国交省の説明を聞き、抗議します

平城宮跡の草地を埋立てて舗装する工事について、事業主体である国土交通省の説明を聞き、工事に抗議します。

日時:2012年9月27日(木)18時〜
場所:国土交通省 近畿地方整備局 国営飛鳥歴史公園事務所 平城分室(平城宮跡資料館の南)
参加:どなたでも自由 参加希望の方は17:45までに朱雀門に集合、または直接会場へ
主催:ならまち通信社 メールinfo@narapress.jp 電話070−5024−9428

平城宮跡埋立て舗装イメージ:人の目線

内容:9月20日に記者発表、25日に着工された、平城宮跡の草地を埋立てて舗装する工事。近隣住民にさえ十分に周知されないまま、発表直後の着工という急なスケジュール。「まさか」「やめてほしい」といった驚きと拒否の反応が数多く見られます。
平城宮跡は、千年以上にわたる水田耕作によって地下の貴重な遺構・遺物が保存されており、その点を評価されて世界遺産に登録されています。
全国的な保存運動によって、歴史性を維持した景観が保たれ、市民の憩いの場、また古代からの歴史に思いを馳せることのできる、かけがえのない空間として愛されてきました。
「今回の工事は、平城宮跡の持つ重層的な歴史性を無視し、破壊するものではないか?」との疑問から国交省に電話で問い合わせたところ、直接会って説明したいとの意向があり、会合が実現しました。市民の考える平城宮跡のありかたと乖離した今回の工事について、国交省の考えや不明な点について話を聞き、抗議の意志を伝えます。
急な日程ですが、参加希望者はどなたでも歓迎です。興味のある方はぜひいらしてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

平城宮跡埋立て舗装イメージ:俯瞰

⇒埋立て舗装工事のイメージ写真は、いずれも国交省発表資料より(PDF)

報道

現況

平城宮跡
平城宮跡の草地・湿地 この写真で見える範囲(東京ドーム1つ分の面積)がすべて埋め立てられ、コンクリ舗装される(9月27日撮影)

会合の報告


朗読劇「二人の采女」

日時:2012年6月23日(土)13:30開場 14時〜16時
場所:名勝大乗院庭園文化館 1F和室(奈良ホテル南側、福智院北交差点の角)※駐車場なし
料金:500円(当日会場で承ります)
参加:予約優先・先着35名
予約受付:ならまち通信社 メールinfo@narapress.jp 電話070−5024−9428
主催:劇団Closs Rope Life 企画・後援:ならまち通信社
出演:Cross Rope Life 客演:菅原哲夫
作 :寮美千子
演出:新居達也
郡山言葉監修:山川憲子(奈良県被災者の会)

内容:
奈良時代に朝廷に仕えた「采女(うねめ)」は、地方の豪族の娘たちでした。
福島の郡山から奈良へと上った采女の悲恋の物語が残されています。
采女物語は、奈良と福島、双方に残っています。ところが、元は一つでありながら、その内容には大きな食い違いが。
さて、どちらがほんとうなのか、を巡ってのコメディタッチの朗読劇です。
中央と地方、昔からあるそのギャップを描きながら、今日の原発事故を考える物語でもあります。
奈良の若き劇団「Cross Rope Life」に、東北出身で奈良在住の朗読家・菅原哲夫さんが加わっての上演。
終了後には茶話会を用意しました。
みなさま、ぜひいらしてください。

近鉄奈良駅前 采女伝説の猿沢池 采女伝説の衣掛柳
現在の奈良での「二人の采女」の舞台。近鉄奈良駅前行基広場、猿沢池、猿沢池の衣掛柳

⇒紹介記事 朗読劇:「繁栄の陰にある犠牲」 奈良と福島結ぶ 23日・奈良で「二人の采女」上演(毎日新聞)
朗読劇:「繁栄の陰にある犠牲」 奈良と福島結ぶ 23日・奈良で「二人の采女」上演 /奈良 毎日新聞 6月17日(日) 安積の里(現在の福島県郡山市)の豪族の娘に生まれ、長じて朝廷に仕えた釆女(うねめ)をテーマにした新作の朗読劇「二人の采女」が23日、奈良市高畑町の名勝大乗院庭園文化館で上演される。物語には東日本震災や福島での原発事故も織り込み、郡山方言の監修は福島からの避難者が担当した。原作者である作家・詩人の寮美千子さん(56)=奈良市=は「脚本は無償で公開しているので、広く上演してほしい」と呼びかけている。 郡山に伝わる「采女伝説」は、許婚(いいなずけ)と引き裂かれて釆女になった姫が、思慕の余り故郷に逃げ戻ったところ、許婚は既に自ら命を絶っていたことを知らされて後を追う悲話だ。 一方、奈良では平安時代の歌物語「大和物語」に「采女伝説」があり、帝の一夜限りの寵愛(ちょうあい)を受け、再び召されることがなかった釆女が、猿沢池(奈良市)に身を投げたとされている。毎年秋に、池の周辺で「釆女祭」が開かれている。 寮さんは郡山と奈良で異なる伝説があることに着目し、作品を書き下ろした。物語には二人の釆女が登場し、二つの伝説のどちらが真実か、ユーモアも交えながら展開。奈良時代と震災後の現代が交錯し、釆女伝説と原発事故をオーバーラップしながら、中央権力に犠牲を強いられる地方や民衆という構図を浮き彫りにする。 「嫌でも受け容(い)れねば、おらたづ、飢えて死んですまう。村が滅んですまう。喜んで受け容れたのでね。追いつめられたんだ」 「帰(けえ)ろ、ふるさとへ。あの山、あの田畑、きれいな水の流れるふるさとを取り返すまで、何度でも死に、何度でも生まれ変わるっぺ」「おれたづは民草。踏みづけられでも踏みづけられでも、生まれ直すて生ぎていぐんだ」 演出は奈良を拠点に活動する若手演劇家の新居達也さん(26)が担当。岩手出身の朗読家、菅原哲夫さん(64)や奈良の若手演劇集団「Cross Rope Life」のメンバーら計6人が演じる。新居さんは「震災を直接経験していない自分たちが、表現する人間として何ができるか考え続けたい」と話している。 また、方言については、福島県郡山市から大和郡山市に避難している「県被災者の会」の山川憲子さん(64)が監修した。寮さんは「支配する朝廷側ではなく、民の視点が福島の釆女伝説には埋め込まれている。これは現代に通じるテーマだ。繁栄の陰にある犠牲にまなざしを向けたい」と話す。 午後2時開演。500円(被災者無料)。定員35人で予約優先。予約や問い合わせは「ならまち通信社」(メールinfo@narapress.jp、電話070・5024・9428)。脚本は寮さんのホームページ(http://ryomichico.net/text/uneme2012.pdf)で公開されている。【野上哲】

⇒脚本PDF(寮美千子ホームページ HARMONIA)


中村てつじ&寮美千子 刑務所を語る

日時:2012年5月27日(日)12:30開場 13時〜15時
場所:名勝大乗院庭園文化館 1F和室(奈良ホテル南側、福智院北交差点の角)※駐車場なし
料金:500円(当日会場で承ります)
参加:予約優先・先着40名
申込:メールまたは電話で受付(席に余裕があれば当日受付もあり)
 参加ご希望の方は (1)お名前 (2)連絡可能な電話番号 をお伝えください。
 受付が完了した方には、こちらからご連絡いたします。
 メールjaquie@live.jp 電話090−4270−3660(森田)
主催:ならまち通信社

内容:社会の重要インフラでありながら、見えづらい存在となっている「刑務所」。
刑務所をめぐるさまざまな課題について、政治家と作家が、それぞれのかかわりをもとに話す会です。

第一部 朗読
 寮美千子『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』

第二部 対談
 中村てつじ(参議院議員、元法務大臣政務官)
 寮美千子(作家、奈良少年刑務所社会性涵養プログラム講師)



(絵本『空とぶ鉢』内容見本)

絵本『空とぶ鉢 国宝信貴山縁起絵巻より』完成記念朗読会

日時:2012年5月13日(日)14時〜15時
場所:信貴山朝護孫子寺「飛倉」

  • 近鉄「信貴山下」駅より奈良交通バス約10分「信貴山」下車
  • JR・近鉄「王寺」駅よりタクシー約13分
  • 近鉄「信貴山口」より西信貴ケーブルで「高安山」、近鉄バス約10分「信貴山門」
  • 駐車場あり

料金:無料、さらに「霊宝館」特別拝観券授与
申込:不要、先着70人
主催:ならまち通信社 電話070−5024−9428

内容:絵本「空とぶ鉢」朗読 寮美千子(絵本のスライド投影あり)
お話 信貴山真言宗・鈴木貴晶管長
絵本の販売(祈願済の朱印を押印)

5月発売の絵本『空とぶ鉢 国宝信貴山縁起絵巻より』の完成記念朗読会です。
会場の「飛倉」は、かつて「信貴山縁起絵巻」が収蔵されていた宝庫を改装した空間。絵巻に登場する倉の名が冠されています。
参加者には「霊宝館」特別拝観券の授与も。霊宝館には「信貴山縁起絵巻」の精密な複製が展示されています(原本は奈良国立博物館で保管中)

絵本『空とぶ鉢 国宝信貴山縁起絵巻より』

「信貴山縁起絵巻」の一巻「飛倉の巻(山崎長者の巻)」をもとに、国宝の原画を写真版でリズムよく構成、新たに詞書きを付けた絵本。
寮美千子/企画・文、平野湟太郎/造本・装丁。長崎出版刊、本体1500円。
伝統文化の再発見を提案する「やまと絵本」シリーズ第1弾。
⇒予約購入(アマゾンbk1セブンネット


「ならまち大冒険」原画展×3

奈良を舞台にした童話シリーズ「ならまち大冒険」(寮美千子/文、クロガネジンザ/絵)。
第3弾「赤の巻」の新聞連載に合わせ、挿絵原画展をならまちの3箇所で同時開催します。

【会場1】藝育カフェSankaku 階段ギャラリー
場所:奈良市下御門町28−1 2階 電話050−1488−0278
期間:2012年3月16日(金)〜4月4日(水) 木曜定休 12時〜22時
内容:最新作「赤の巻」挿絵カラー原画(まんとくん版)31点と童話本文

【会場2】ならまちの駅
場所:奈良市西寺林町27 電話0742−22−2526
期間:2012年3月1日(木)〜5月31日(木)不定休
内容:最新作「赤の巻」挿絵カラー原画(みんとくん版)31点と童話本文

【会場3】町屋ゲストハウスならまち ロビー
場所:奈良市北京終町30 電話0742−87−0522
期間:2012年3月10日(土)〜4月30日(月)5月13日(日)※好評につき会期延長!13時〜16時
※休館:3月17日(土)・18日(日)、25日(日)
内容:第1弾「白の巻」挿絵カラー原画(みんとくん版)29点

作家紹介

クロガネジンザ
1971年生まれ。埼玉県在住。漫画家として出発、イラストレーターとして活躍中。
奈良の「まんとくん」をはじめ、鴻巣市シンボルマーク、浅虫水族館、米子市、浦安市振興公社、三菱樹脂、甲子園口商店街など、各地の施設や企業のキャラクターを多数制作している。

新聞連載

シリーズ第3弾「ならまち大冒険 赤の巻」
2012年3月1日〜31日、毎日新聞大阪本社版(北陸・近畿・中国(山口を除く)・四国)「読んであげて」枠で毎日掲載。
おなじみ、太郎と“ならまち妖怪団”の面々が「お水取り」の謎を追って大冒険!
⇒Webでも読めます!

単行本

シリーズ第一弾『ならまち大冒険 まんとくんと小さな陰陽師』
毎日新聞社より好評発売中!
単行本カバー画像『ならまち大冒険 まんとくんと小さな陰陽師』


仁伸会竹送り【東大寺二月堂お水取り・お松明の竹奉納】

二月堂のお水取りの「お松明」に使われる竹を二月堂に奉納するセレモニーです。

日時:2012年2月11日(土・祝)午前9時30分〜12時
場所:東大寺鐘楼(奈良太郎)〜二月堂 現地集合・現地解散
参加:自由・無料
主催:仁伸会(奈良市般若寺町)

お松明のための15本の根付きの竹。仁伸会メンバーが2月5日に奈良市中ノ川町の竹林から掘り出して準備しました。
奈良太郎(鐘楼・梵鐘とも国宝)前から台車に乗せ、二月堂下まで人力でにぎやかに運び、順次奉納します。
どなたでも自由にご参加いただけます。見学・応援歓迎。撮影歓迎。
竹と同時に、近年不足が伝えられる蔓も奉納します。
お水取りが、大勢の人の支えで行われていることを実感できる行事です。ぜひおいでください。

二月堂への奉納のようす(2011年)

1260回目の祈り '11お水取り 本行入り前に準備着々:奈良市般若寺の市民グループ「仁伸会」(岡本三好会長)が13日、たいまつの竹を奉納する「竹送り」をした。奈良市在住の作家、寮美千子さんが初めてツイッターでボランティアを募り、約30人が参加した。岡本会長は竹屋だった親の代から奉納。5年前に会が発足し、近隣住民らも協力しているが、高齢化が進み、人手も不足していた。参加者は、前日に同市東部で掘り出した17本を二月堂まで歩いて運んだ。1本が長さ約8.5メートル、尾本20から30キロもあり、観光で訪れたスイス人男性は笑顔で「重い」。奈良市の銀行員、末澤昭宏さん(49)は「心が洗われる。奈良の人は意外にこうした行事に参加していないが、もったいない」と話した。毎日新聞2011年2月16日


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