【署名を提出しました:旧奈良監獄を高級ホテルに改造しないでください】
保存・活用計画が停滞している旧奈良監獄/奈良少年刑務所を、高級ホテルではなく、その歴史を包括的に伝え、また犯罪抑止に貢献する文化施設にすることを願う署名です。2023年9月8日、東京で法務省の担当者と面会し、紙の署名とオンライン署名、計4133筆を手渡すことができました。みなさま、ありがとうございました。
【旧奈良監獄/奈良少年刑務所】
明治41年(1908)に「明治五大監獄」の最後の一つとして建設。109年にわたって監獄として使用された明治建築は、2017年2月に国の重要文化財に指定
(2016年10月文化審議会答申)。
建物は保存が決まったものの、行刑施設としての奈良少年刑務所は、2017年3月末で廃庁となりました。
法務省が土地と建物を保有したまま、運営権を民間企業に売却。2026年春には行刑史料館(監獄ミュージアム)と宿泊施設などの複合施設として再出発の予定です。(当初の発表からは6年遅延しています)
⇒旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業について(法務省)
【近代の名建築 奈良少年刑務所を宝に思う会】
2014年10月設立の任意団体 会長・
山下洋輔(ジャズピアニスト、奈良監獄設計者山下啓次郎の孫)
【奈良少年刑務所の心をつなぐ】
2017年10月から毎月1回、奈良市内で勉強会を開催しています。奈良少年刑務所は、建物は保存されるものの、更生プログラム等は継承措置がないまま廃庁に。どんなケアが行われていたのか?若者の立ち直りを見守ってきた人々の気持ちは? “塀の中”の実践事例を共有し、継承を図り、また広く社会と犯罪との関係について考えます。
⇒連続企画「奈良少年刑務所の心をつなぐ」開催中
最新情報は主にFacebookページで発信しています
⇒奈良少年刑務所を宝に思う会(Facebook)
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