貧弱な日本語のコンピュータ用語

91L520 松永洋介

1.はじめに

 私は、このゼミでないところで“コンピュータと人間のインタフェースについて”などといったことをぼちぼち考えたりしているのだが、そうすると必ず出てくる問題が、コンピュータ用語のわかりにくさである。
 知らない人は一度コンピュータ(パソコン)やパソコンソフトの取扱説明書を見てみると面白いのだが、ほとんど一言一句わからない文章が書いてある場合がある(取扱説明になっていない)。文法的には解釈できそうでも、何を指して言っているのか作業の内容が全然わからないことが、誇張ではなくあるのである。
 しかし、そういう無茶が罷り通っているこわい世界に足を踏み入れるつもりがなくても、そういった日本語として全然こなれていないコンピュータ用語は、うっかりすると家庭用ワープロの取扱説明書にも平気で使われていたりする。そうなってくると、国語辞典としては、コンピュータ用語辞典にだけまかせておくわけにはいかないだろう。
 そういうわけで、コンピュータ関連の用語を国語辞典で調べてみることにした。
 パソコン用語辞典にでも載せておけばいいような訳のわからない専門語句だけでは面白くないので、従来からあった言葉が転用されたものにも注目したい。
 なお、使用した辞書は以下の5冊。最近新しく出た小型辞典と、代表的な中型・小型辞典である。

『集国』‥‥‥『集英社国語辞典』第1版
『学現』‥‥‥『学研現代新国語辞典』初版
『新明解4』‥‥‥『新明解国語辞典』第4版
『岩波5』‥‥‥『岩波国語辞典』第5版
『大辞林』‥‥‥『大辞林』第1版
『広辞苑4』‥‥‥『広辞苑』第4版

2.考察

2.1 見た言葉

 調べた言葉は、パソコン・ディスク・キーボード・マウス・バージョン・フォーマット・インストール・導入・互換性・立ち上げ・起動・走る・落ちる・ダウン、の14語である。
 パソコンそのものや関連用語だが、マニアの間でしか流通していないであろう俗語に近いものもあるが、どのへんまで載っているかは調べてみてのお楽しみである。

2.2 言葉を見ていく

(1)「パソコン」

『集国』
パソコン「パーソナルコンピューター」の略。
→パーソナルコンピューター(「パーソナル」の子見出し)〈personal computer〉【算】個人用の小型のコンピューター。卓上型・ラップトップ型のものが多く、手軽で、事務処理・遊戯用として広く普及している。パソコン。PC。
『学現』
パソ‐コン「パーソナルコンピューター」の略。
→パーソナルコンピューター(「パーソナル」の子見出し) 家庭や職場で個人が使う卓上型の小さなコンピューター。パソコン。▽personal computer
『新明解4』
パソコンパーソナルコンピューターの圧縮表現。
→パーソナルコンピューター(「パーソナル」の子見出し)⇒コンピューター
→パーソナルコンピューター(「コンピューター」の子見出し)〔personal computer〕個人用の非常に小さい電子計算機。パソコン。〔マイクロプロセッサーを内蔵した、比較的安価なものを指す〕
『岩波5』
「パーソナル コンピュータ」の略。個人用の小型コンピュータ。「―通信」▽personal computer
『大辞林』
パソコン パーソナル‐コンピューターの略。
→パーソナルコンピューター(「パーソナル」の子見出し)【personal computer】事務所や家庭などで、個人の利用を目的としたマイクロ‐コンピューター。パソ‐コン。
『広辞苑4』
パソ‐コン パーソナル‐コンピューターの略。
→パーソナル‐コンピューター(「パーソナル」の子見出し)【〜computer】個人が専有し、小規模の利用に供する小型コンピューター。卓上型が多い。パソ‐コン。

 『新明解4』の「非常に小さい電子計算機」というのは、なんだかとても小さそうである。また「比較的安価なものを指す」という指摘は適切である。今やパソコンはオフコンやワークステーションとは性能での区別ができなくなりつつある。

(2)「ディスク」

『集国』
ディスク〈disk;disc;フランスdisque〉(1)円盤。(2)音盤。レコード。(3)情報記憶用の磁性体を塗った円盤状部品。安価で大量のデータを記憶できる。「フロッピー―」(5)(機械部品で)円盤状のものの総称。「―ブレーキ」
(子見出しに「ディスクオペレーティングシステム(DOS)」もあるが省略)
『学現』
ディスク(1)蓄音機のレコード。音盤。「―大賞」(2)「磁気ディスク」の略。情報記憶媒体の一つ。回転する円盤に磁性材料を塗布したもの。また、それを備えた装置。▽diskフランスdisque(=円盤。円形の板)
『新明解4』〈項目なし〉
『岩波5』
ディスク 薄い円盤状のもの。(ア)レコードやCD。(イ)電子計算機の、円盤状の記憶装置。「フロッピー―」(ウ)円盤状の機械部品。「―ブレーキ」▽disk
『大辞林』
ディスク【英disk,disc;フランスdisque】(1)レコード。音盤。また、コンパクト‐ディスク。(2)円板・円盤。(3)「磁気ディスク」の略。
(子見出しに「ディスクオペレーティングシステム(DOS)」もあるが省略)
→じきディスク【磁気―】コンピューターの記憶媒体の一。磁性材料を塗布した円盤。本来ハード‐ディスクをさすが、一般にはフロッピー‐ディスクにもいう。
『広辞苑4』
ディスク【disc;diskイギリス・disqueフランス】(1)円板・円盤。(2)レコード。音盤。また、コンパクト‐ディスク。(3)フロッピー‐ディスク・ハード‐ディスクをなどの略。

 『学現』の「蓄音機」という表現はどうしても違和感がある。そこで『学現』で「蓄音機」を引くと
ちくおんき【蓄音機】録音したレコードを再生する機械。〔古風な言い方〕
で、ちゃんと〔古風な言い方〕などと書いてあるが、だったら「ディスク」も直してほしい。(完全に現代的な「磁気ディスク」との落差がすごい。)

(3)「キーボード」

『集国』
キーボード〈keyboard〉(1)(ピアノなどの)鍵盤けんばん。(2)(ポピュラー音楽で)鍵盤楽器の総称。シンセサイザーを含む。「―奏者」(3)タイプライター・ワープロなどのキーの並んだもの。(4)(ホテルなどで)部屋のかぎを下げておく板。
『学現』
キーボード(「キー」の子見出し)(1)ピアノ・オルガンなどの鍵盤けんばん。また、タイプライターやコンピューターなどのキーの並んだもの。(2)シンセサイザーなど、鍵盤をもつ電気楽器の総称。「―奏者」▽keyboard
『新明解4』〈項目なし〉
『岩波5』
キーボード(「キー」の子見出し)(1)→けんばん(鍵盤)。(2)鍵盤楽器の総称。特に、電子鍵盤楽器。▽keyboard
→けんばん【鍵盤】タイプライター・ピアノなど、機器・楽器や計算機入力用等の、キー(2)が並べてある盤。キーボード。
『大辞林』
キーボード【keyboard】(1)楽器の鍵盤けんばん。(2)鍵盤楽器の総称。日本では多く電子鍵盤楽器をさす。(3)コンピューターの入力に用いるタイプライター状の鍵盤。
『広辞苑4』
キーボード【keyboard】(1)鍵盤(けんばん)。(2)鍵盤楽器の総称。特に、大衆音楽でいう。(3)コンピューターのデータ入力装置の一。キー4を配列した盤で、押したキーに対応した信号を発生する。

 鍵盤楽器はともかく、『集国』(3)、『学現』(1)の「キーの並んだもの」というのは漠然としていて読んでもよくわからないと思う。この場合、『大辞林』『広辞苑4』のようにコンピュータの入力装置の一種であることを言ったほうがいいだろう。

(4)「マウス」

『集国』
マウス〈mouse〉(1)ハツカネズミ。特に、動物実験用のものを指す。(2)【算】(コンピューターなどで)画面上のカーソルを操作するための器具。
『学現』〈項目なし〉
『新明解4』
マウス[一]〔ドMaus〕医学などの実験に使われるハツカネズミ。[二]〔Mouse=ハツカネズミ〕〔電子計算機で〕表示画面上のカーソルを制御する、ネズミに似た形の装置。
『岩波5』〈項目なし〉
『大辞林』
マウス【ドイツMaus;英mouse】(1)ヨーロッパ産ハツカネズミの飼育種。医学・遺伝子などの実験用や、愛玩用にされる。(2)コンピューターの入力装置の一。小形の箱状のもので、机上でスライドさせると、それに伴って画面のカーソルが移動する。付属のボタンでアイコンを指定したり、図形を入力したりする。→タブレット(3)。
『広辞苑4』
マウス【Mausドイツ】(1)ハツカネズミ。特に、医学・遺伝子などの実験用動物としての名。(2)(形状がネズミに似ているところから)コンピューターの位置入力装置の一。小さな箱状で、操作者の手元の平面で動かしたときの前後左右の移動量を利用する。カーソルや図形情報の移動に用いる。

 概ね問題ないように思う。

(5)「バージョン」

『集国』
バージョン〈version〉(1)(特定の)型。様式。(2)訳文。(略)(3)【算】プログラムなどの版。▽「ヴァージョン」ともいう。
『学現』〈項目なし〉
『新明解4』
バージョン〔version〕〔電子計算機で〕そのソフトウェアが、何回目の改訂版であるかということ。「―アップする〔=改訂版を作る〕」
『岩波5』
バージョン(電子計算機などのプログラムの)版。「―アップ」(プログラムなどを改訂すること)▽version
『大辞林』
バージョン【version】コンピューターのプログラムなどの版はん
―アップ【version up】プログラムなどを改訂すること。
『広辞苑4』
バージョン【version】(版の意)特にコンピューターのプログラムなどで、改訂の回数を表すもの。「―‐アップ」

 古い辞書を調べていないので詳しい様子はわからないが、この言葉が載っているのはおそらくパソコンの普及に伴ってのことだろう。いつごろ登場したものか。

(6)「フォーマット」

『集国』
フォーマット〈format〉書式。形式。判型。
『学現』
フォーマット(1)ラジオ・テレビ番組などの構成の形式。(2)コンピューターの機種・能力などに応じて、テープやパンチカードに入れる記号体系。▽format
『新明解4』〈項目なし〉
『岩波5』
フォーマット(1)〔名〕書式。仕様。(2)〔名・ス他〕コンピュータで、初期化。▽format
『大辞林』
フォーマット【format】(1)形式。書式。(2)コンピューターで、データやデータを記録する媒体に設定される一定の形式。(3)ラジオ・テレビ番組などの構成・形式。
『広辞苑4』〈項目なし〉

 買ってきたフロッピーディスクを使える状態にする「フォーマットする」というのは、最も新しい『岩波5』にだけ「初期化」として載っている。
 『岩波5』の「初期化」を見ると

 しょきか【初期化】(「初期」の子見出し)〔名・ス他〕(1)フロッピー ディスクなどを使用可能の状態にする処理。(2)電子計算機などで、メモリーの内容を初期の状態に戻し、新しい作業が可能な状態にすること。リセット。

 「フォーマット」でも「イニシャライズ」でも「初期化」でも何でもいいが、「この作業は何なのか」とか思っても、国語辞典はあまり役に立たないようだ。(べつに辞書が悪いのではなく、そういう作業を的確に言い表す言葉をあてがう能力がコンピュータ屋に不足しているのだろう。)それにしても『学現』の「テープやパンチカード」というのはいかさま古い。

(7)「インストール」〈いずれも項目なし〉

 まあ載ってないだろうと思っていたが、見事になかった。「コンピュータで、ソフトウェアを予めハードディスクなどに記憶させて、使える状態にしておくこと」か。パソコンを売っている方でもわかりにくいと思っているのか、最近は「導入」とか「登録」とかの日本語で言い換えている例も多い。

(8)「導入」

『集国』
どうにゅう【導入】〔名・他スル〕(1)導き入れること。「外貨―」(2)問題解決のため、新しい理論・条件などをとり入れること。⇔導出。
『学現』
どう‐にゅう【導入】(1)《名・他サ》みちびき入れること。「外貨を―する」「機動隊を―する」[類]誘導。誘致。(2)《名・他サ》問題を解決するために新しい理論・条件などをとり入れること。「新制度を―する」[対]導出。
『新明解4』
どうにゅう【導入】−する(一)有用のものとして取り入れること。「外貨―」(二)⇔導出 懸案などを解決するために、ある条件・仮設を取り入れること。
『岩波5』
どうにゅう【導入】〔名・ス他〕(1)導き入れること。「外貨―」(2)問題を解決する手段として、ある条件・理論と考察の中に入れ込むこと。⇔導出。
『大辞林』
どうにゅう【導入】(名)スル(1)導き入れること。「外貨を―する」「新しい機械を―する」(2)本格的な授業に入る前に、生徒に学習内容に対する関心を持たせる段階。
『広辞苑4』
どうにゅう【導入】導き入れること。「外貨―」

 一応全部写してみたが、どうもピンとこない。

(9)「互換性」

『集国』
互換性(ごかん【互換】の子見出し〉(1)【機】機械の部品などで、取りかえが可能なこと。▽interchangeability(2)【算】プログラムがそのまま別のコンピューターにも使えること。▽compatibility
『学現』〈項目なし〉
→ご‐かん【互換】たがいに取り換えること。また、取り換えがきくこと。「―性」
『新明解4』
互換性(ごかん【互換】の子見出し) ある機器の部品を他(社製)の類似の物と交換しても全体の基本的な機能には支障がないこと。〔特に電子計算機の分野におけるハードウェア・ソフトウェアのそれを指す。対応する英語はcompatibility〕「―が無い・―を持つ」
『岩波5』〈項目なし〉
→ごかん【互換】機械の同一部品の間では、どれを使っても当てはまるというように、互いに取換えがきくこと。「―性」
『大辞林』
互換性(ごかん【互換】の子見出し)(1)他のもの、特に他の機械部品などと取り換え可能であること。(2)コンピューターのプログラムを変更することなく他のコンピューターで実行できること。
『広辞苑4』〈項目なし〉
→ごかん【互換】たがいにとりかえること。「―性のある部品」

(10)「立ち上げ」

『集国』〈項目なし〉
『学現』〈項目なし〉
→たちあがる【立ち上がる】《自五》((1)〜(5)略)(6)〔電算〕プログラムが起動する。
『新明解4』〈項目なし〉
『岩波5』〈項目なし〉
→たちあが‐る【立(ち)上がる】〔五自〕((1)略)(2)活動する態勢に入る。((イ)省略)(ロ)機械システムが立ち上げた状態になる。「ダウンしていた計算機が―」
→たちあ‐げる【立ち上げる】〔下一他〕機械システムに運転開始のための所要操作をして、稼働できる状態にする。
『大辞林』〈項目なし〉
→たちあが・る【立ち上(が)る】(動ラ五[四])((1)〜(5)略)(6)機械が動き始める。「―・るまでに時間のかかるコンピューター」[可能]たちあがれる
『広辞苑4』〈項目なし〉

 「立ち上げ」という語はどこにもなかった。また、「新しいプロジェクトの立ち上げ」とかの意味も見られなかったのは意外だった。3.の「まとめと感想」にこの「立ち上げ」に関連する話が書いてある。

(11)「起動」

『集国』
きどう【起動】〔名・自スル〕((文章))(1)動き始めること。(2)機関が運動を開始すること。始動。「発電機が―する」
『学現』
きどう【起動】《名・自サ》(1)動きを起こすこと。(2)発電機・発動機・蒸気機関などが運転を始めること。始動。
『新明解4』
きどう【起動】―する 機関が運転を始めること。
『岩波5』
きどう【起動】〔名・ス自〕働きを起こす、特に発電機・電動機・タービンなどが運転を始めること。
『大辞林』
きどう【起動】(名)スル(1)動き始めること。(2)機関が運動を開始すること。始動。
『広辞苑4』
きどう【起動】動きを開始すること。特に、発電機や発動機などの運転を開始すること。始動。

 特に問題なし。

(12)「走る」〈いずれも該当語義なし〉

 「コンピュータで、ソフトウェアが動作すること」だが、OS/2の宣伝で「DOSも走る、Windowsも走る」とか言ってても、わからない人にはぜんぜん伝わってないかもしれない。(昔は「暴走する」意味にも使われていたが、最近は廃れたようだ。)

(13)「落ちる」〈いずれも該当語義なし〉

 「コンピュータで、障害(主にソフトウェアの不具合)により正常な動作が中断されること」。「走る」は出ても「落ちる」はCMにはでてこない。

(14)「ダウン」

 〈『集国』『学現』『新明解4』『岩波5』『大辞林』には該当語義なし〉

『広辞苑4』
ダウン【down】(「下の」「下へ」の意)((1)〜(3)略)(4)コンピューターなどが、故障・事故で働かなくなる。((5)〜(7)略)

 時々、銀行のオンラインシステムが止まったりすることがあるが、ああいうこと。『岩波5』は「立ち上がる」の用例で使っているのに説明がない。

3.まとめ・感想

 コンピュータ、特にパソコン用語は、最近の国語辞典ならある程度拾っていかざるを得ない分野だろう。しかし今のところのパソコンはオタクでないと使いこなせない代物なので、用語にもそういう空気が反映されている。コンピュータの動作を「落ちる」「走る」といった身体感覚に近いレベルの言葉で語るのは、ある意味でこなれていてわかりやすいのだが、逆に実際触ってない人にはすぐにはわかりにくいものだったりする。
 昨年(1994年)、三人目の日本人宇宙飛行士(日本人初の女性宇宙飛行士)の向井さんが向こうから何か言ってきているところがテレビで放映されていて、それは英語で喋っているものに字幕をつけてあったのだが、そこで「いま実験装置を立ち上げました」とか書いてあったそうだ。しかしこれは、動いている最中にしかパソコンを使ったことのないオジサンなんかは「実験装置を立ち上げる」という言葉を聞いて、寝かせてあった実験装置をどっこいしょと立てたとでも思うのではないだろうか。
 普通に暮らしてて「立ち上げ」の必要な作業は少ないだろうから(テレビなんかは「スイッチを入れる」だけでいいし)、パソコン等を使わない人が「立ち上げる」のニュアンスをわからないのは仕方がないが、その言葉が含むイベントの意味やスピード感などを身体感覚にガッチリ取り込んでいる人たちは、通じない人がいるとも思わずに、あるいは通じない人がいると知っていても、どんどん使いつづけるだろうなと思う。(これはあるいは風呂やカマドの「焚きつけ」に近い作業なのかもしれないが、それで譬えて通じるとも思えないし。)落差はなかなか埋まらないだろうが、両者が感覚を共有できるようにする努力は必要だと思う。

【使用国語辞典】
『集英社国語辞典』第1版第1刷(1993.2.25)
『学研現代新国語辞典』初版(1994.4.1)
『新明解国語辞典』第4版第9刷(1992.2.25)
『岩波国語辞典』第5版第1刷(1994.11.10)
『大辞林』第1版第23刷(1992.7.1)
『広辞苑』第4版第2刷(1992.10.9)

追記(1999年5月4日)
この発表のとき、「動作」という言葉について話題になった。機械が働くのを普通は「作動」というのに、コンピュータ関係ではなぜ動作というのか。
「コンピュータ」と「コンピューター」等の音引きについては、JIS由来ということで説明できるか。
松永洋介 ysk@ceres.dti.ne.jp